ファック・シネマ

中国インディペンデント映画祭にて。記録映画の第一人者で商業映画界にも顔がきく(らしい)呉文光監督による2005年の作品。実のところ自分はこの監督さんの映画はこれが初見なので他作品との比較等できないんですが、いくつもの意味で残念すぎる脚本家志望の青年の文字通り命がけの就活ぶり、新人女優(未満も)にとって大きなチャンスとなるかもしれない商売女役のオーディション風景、海賊版DVDの宅配をなりわいとするちょっとクールな青年、という3方向から、とりわけ脚本家志望の青年に対してほとんど残酷なまでに肉薄した(好奇心が高じて実質もてあそんだような印象あり)映画まわりのドキュメンタリー。160分休みなしでしたが全然飽きることなくがっつり観賞しました。それにしてもよくしゃべるしゃべる…しゃべればしゃべるほど空回りするあの青年その後どうなったのかな。。