7番房の奇跡

先日、試写にて観賞。
主演のリュ・スンリョンのことは「神弓」や「王になった男」で重要な役どころを演じており「あの映画のあの人」というのは思い出せるのに名前と顔が一致してなくて申し訳ございませんでした、というか作品ごとに全然別人みたいなカメレオン的演技派だということを遅ればせながらしかと認識させていただきました。キャスト的にも、たぶん予算的にも、いわゆるトップスターをとりそろえ製作費をかけまくったヒットして当たり前(ヒットしないとこっぱずかしい)系の大作映画とは立ち位置のちがう、むしろ良心的な小品といってもいいくらいの本作、なんと韓国歴代3位の動員数を記録したそうで、それだけ純粋に本当に観客から支持された作品なんだなあと。第50回大鐘賞映画祭で別作品のソン・ガンホとともに本作で主演男優賞をダブル受賞したリュ・スンリョンの好演もさりながら、彼の娘役の女のコがすばらしくて、なんかもーその存在自体が催涙弾状態。ワキをかためるおなじみの名バイプレーヤーたちがまたみんないい味出してました。
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