第53回台湾金馬奨

昨夜が授賞式でした。ノミネート&受賞リストは公式サイトの当該ページ(こちら)をはじめ各所にアップされているのでご存じの方も多いかと思います。今回自分は見ている映画より見ていない映画のほうが多くて総評はムリですが、あくまで個人的印象としてはいつもながらクオリティ重視、文芸性重視の伝統を守っている安定の金馬奨という感じ。主演男優賞は祝祭的な意味で許冠文に期待してもいましたが范偉の受賞は納得。やっぱりそうだよねというか、もはやトロフィを手にしたにこにこ顔も丁主任にしか見えない…。
未見の作品の中でも特にTIFFで上映されたのに都合がつかなかった「八月」と、先日機内上映のプログラムにあったのに見なかった「七月與安生」を見そこねているのは不覚のうえにも不覚! 他にも「我不是潘金蓮」「唐人街探案」等気になる映画ばかりで今後なんとかして見たいものです。
余談ながら今回主演女優賞が周冬雨と馬思純に与えられたのはもしかすると金馬史上初の主演賞ダブル受賞ではないかと思われ、15年前に(もうそんなに!)「藍宇」で主演男優賞がダブル受賞になる可能性があったらしいんですが「前例がない」とかなんかそういう意見が出て見送られたらしい(涙)ことをフト思い出して遠い目になったのでありました。