両京十五日

映画でもドラマでもなくて小説です。ハヤカワ・ミステリから出た前後編(原作タイトル同じ)をちょっと遅ればせながら読了。期待通りというか当然ながらというか面白かった!もう冒頭から主人公(の1人)呉定縁の無頼で無遠慮でそれでいて義理がたいキャラが脳内で名作ドラマ「長安二十四時(原作タイトル「長安十二時辰」)の張小敬にまんまかぶってしまい雷佳音に当てがきじゃなくて当て読みせずにはおれなくて小説なのにほとんどドラマを見ているというか頭ん中で勝手に映像化してました。馬伯庸原作のドラマは数本見てるけど有名なのにまだ見られていないのもあってそれはともかくなんというか今金庸的な史実とフィクションの抜群のからませ方とそれを裏打ちする途方もない博識ぶりをこの小説でも再認識。当然これからドラマになるんでしょうな!?と思って検索してみたらもうドラマ化は決定している模様。さていつ実際に動き出すのか、キャストはさすがに呉定縁=雷先生ってことにはならないかもしれないけれど他にも魅力的キャラがぞろぞろ登場するので期待しながら待つとします。