弁護人

先日試写にて鑑賞。全斗煥政権が学生運動や労働運動を厳しく弾圧した70〜80年代の韓国で、アカと決めつけられ逮捕・拷問を受けた学生たちの弁護人を買って出た主人公が孤立無援で強大な国家権力と真っ向対決する、事実にもとづく物語。カネ儲けにいそしんでいたのが一転して人権問題に突き進んでいく熱血弁護士をソン・ガンホがさすがの好演、我らがオ・ダルスも安定の助演(あんまり出番は多くないけれど)。法廷でのソン・ガンホの雄姿は圧巻で、見ているこちらも内心で拍手したりとか怒りの鉄拳を握りしめたりとか。主人公のモデルは故・盧武鉉大統領。その最晩年を思うとちょっとやるせないものもありました。
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