先日試写にて。「毎年地形図が変わるほどゴミの埋立地が増え、社会問題に発展して」（プレスより引用）いるという香港でリサイクルあるいはアップサイクルを通じて環境問題に取り組む３人の人物の活動をとらえた、英国出身で香港を拠点に活動するジョアンナ・バウワーズ監督によるドキュメンタリー。３人の人物とは、香港理工大学主宰の研究所の代表者で水や化学薬品を使わず廃棄繊維の再生システムを開発した香港人男性、高級子供服を格安で再販するネット会社を起ちあげアジアに販路を広げている香港在住の白人女性、プラごみなどの回収・再生を行う組織を設立し高齢者雇用にも取り組む香港人男性。環境問題が世界的な課題なのはもちろんながら個人的には香港が舞台というので興味も倍増し、香港では街のどこにでもゴミ箱があってなんでも捨てられて便利だなとこれまでは安易に考えていたけれど実はそうしたゴミが仕分けされるでもなく埋め立てられ続けていよいよ限界に達しつつあるということを今さらですが認識し、ひるがえって自分も人のふりみて我が身を云々というか地球をこれ以上ゴミだらけにしてはいけないとあらためて考えさせられた次第です。
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