ホロコーストの罪人

試写にて。プレスによれば、1940年にナチスドイツの占領下に置かれたノルウェーには約1600人のユダヤ人が住み、多くはノルウェー国籍を持ちノルウェー語を話していたにもかかわらず、1941年にドイツ当局の司令にしたがい反ユダヤ政策が本格化、警察や民間人がユダヤ人を迫害し大量のユダヤ人がアウシュビッツに移送されて大人も子供も殺された。以後約70年を経てようやく2012年にノルウェー政府がホロコーストに加担したことを初めて公式に謝罪したそうです。本作は、悲劇的な運命をたどったあるユダヤ人一家の実話にもとづく断腸の物語。先日これも試写で見た実話ベースの「アウシュヴィッツ・レポート」もショッキングでしたが、戦争や民族浄化の狂気を描く映画はどれほど見ても見終わることがなく、何度でも映画化されなくてはならず、ニッポンも当然例外ではない、という思いをあらためてひしひしと。見るべし、知るべし、想うべし。

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