こと原題「絶色武器」。王晶監製：原案、監督：麥子善、主演：洪金寶、謝婷婷、安志杰、陳雅倫ほか。王晶モノらしい「赤裸」シリーズの系譜につらなるお色気系サスペンス・アクション。ストーリーはぶっちゃけ最初の５分で全部読めるし整合性とかつっこみまくってもほとんど不毛なので、そのぶんひたすらキャストの豪華さ（というか豪華と思えたらＯＫ！）とアクションの本気度（これまた本気だなと思えたらＯＫ！実際コリー・ユンはいい仕事してますよね）を楽しむべき娯楽作。久しぶりに見た唐偉成がいい感じにトシとったなとか、陳雅倫が整形美女的な設定なのはなにげにしゃれになんねーなとか、まさかの黄秋生とサモハンの功夫バトルが見られるとはある意味葉問映画スピンオフ的な萌え感があったりとか、ほかにもいろいろ細かいところでとにかく少しでも個人的にツボにはまるところがあれば最大限面白がって見ていたら充分楽しめました（あ、かなり褒めてます）。一方に若手Ｊ・マックの「殭屍」があり、一方にベテランＭ・マックのこういう映画がありという香港映画界の“今”があらためて興味深いです。
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