母との約束、250通の手紙

先日試写にて。フランスの伝説的作家でありジーン・セバーグの夫であり最後は拳銃自殺を遂げたロマン・ガリの数奇な人生を描いた実話ベースの伝記映画。恥ずかしながら自分はロマン・ガリの小説を読んだことがなく映画で描かれる母との関係も知らなかったのでとにかく驚きに次ぐ驚き。その大半はシャルロット・ゲンズブール演じる母ニーナの、今の感覚で言えば重たすぎる、もっといえば毒親的でさえあるキャラクターへの驚きで、正直引きまくり。なのに、というか、それだけに、というか、邦題にもなっている「手紙」の真実にたどりついた時のやられた感たるや。。ほとんどねじふせられるようにして、「この母と息子はこういう母と息子だった。正しいか間違っているかじゃなく、それがすべてだった」と何か目がさめたような感覚に。

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