ザ・スリープ・カース

こと原題「失眠」。先日、特集上映「未体験ゾーンの映画たち2019」にて観賞。「八仙飯店之人肉饅頭」の最強コンビ邱禮濤と黄秋生による久々のグロ系三級片。17年作品。見るまで内容を全然知らなかったのですが、第二次大戦中に無理やり日本軍の慰安婦にされた茅山術つかいの女性に不眠の呪いをかけられた者たちの物語。不眠というモチーフで自分が最初に思い出したのが「八仙飯店〜」の主人公が警察で眠らせない拷問にかけられ結局自白に追い込まれるという設定で、もしかして邱禮濤はそこから不眠のモチーフをあたためていたのではと勝手に想像したりして(全くもって個人的な想像です)これは面白そう!と思いながら見ているうち、どんどんやばいことになって地獄絵図が展開。さすが邱禮濤うまいです、容赦ないです。役者も待ってましたの黄秋生(しかも二役!)はもちろん林家棟の振り切れっぷりもはんぱなかった。普通?の人にはオススメできないけど、とにかくよくぞニッポンで劇場公開してくれました。