ともしび

劇場にて観賞。予告編は何度か見ていてなんとなくこういう映画かなと予想していたのがあえなく粉砕された、ほとんど一人芝居に近いシャーロット・ランプリング演じる主人公アンナの絶望的なまでの孤独の背景をあらゆる行間から察することを、あるいは分からないまま引きずることを求められる寡黙で緊張感に満ちた手強い作品。超がつく美しさだった若い頃を逆に思いおこさずにはいられない現在進行形の老いた顔、老いた肉体の真実味になにか手をあわせたくなる思いでもありました。

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