鈕承澤監督による2014年作品。初見は何年も前のことでその時ブログに感想を書いたかどうか記憶になく（汗）このたび日本公開が決まったおかげで監督に取材する機会があって久しぶりにまた見ましたら２回目の方がなんだか色々胸にしみた。それがなぜなのか自分でもよくわからないんですがとにかく日本公開が決まってよかった。1969年の台湾・金門島を舞台に、軍中楽園という通称で知られこれまで映画の題材になったことのなかった台湾版慰安婦施設に配属された青年兵、大陸から強制的に台湾へ連れてこられ故郷の山東省に帰る日を夢見ている中年兵、ワケありで慰安婦になった神秘的な女性を中心に描かれる感傷的でほろ苦い青春映画。この映画で金馬奨の助演男優賞をとった陳建斌と同助演女優賞の萬茜がさすがの存在感で魅せてくれます。
公式サイトはまだ（？）のようですが、５月からユーロスペース、シネマート心斎橋ほか全国ロードショー。
