イカリエ - XB1

昨日試写にて鑑賞。デジタル・リマスター版にて日本で初めて正式公開のはこびとなった、共産主義時代のチェコでスタニスラフ・ワムの小説「マゼラン星雲」をもとに作られた63年の特撮SF映画。2163年、生命体が存在する可能性のあるアルファ・ケンタウリ惑星系へ向けて地球を後にしたイカリエ - XB1が、核兵器を搭載したまま乗組員全員が死亡した難破ロケットや、放射能を放つ謎のダークスターに遭遇しながら苦難の旅を続ける。クラシックながらスタイリッシュなモノクロ映像の美しさ、乗組員の男女比の均衡感、核の脅威がモチーフの1つになっていることもあって50年以上も前の作品というのが不思議な感じ。SFについては小説も映画も門外漢なのですが、さだめし貴重で経典的な作品なのですね。
公式サイトはこちら