無言の激昂

こと原題「暴裂無声」。先日、中国映画祭2018にて鑑賞。自分がこの映画祭で7本見た中でダントツのマイベストでした。鉱山で働く出稼ぎの男が、息子が行方不明になったと妻から連絡を受けて帰郷する。息子を探し回るうち、男は地元の鉱山をのっとった悪徳企業が何らかの関わりがあることに気づくが…。徐浩峰監督の一連の武術映画でおなじみ(というほど知られてないかもしれないけど初耳の方はぜひその名を知ってください)宋洋が粗暴な田舎者だが曲がったことは大キライな口の聞けない主人公にピタリとハマって圧倒的にすばらしい。金満ヤクザ社長の姜武は安定のうさんくささ。そしてもう一人絶対許せない奴がいて、見ているこちらもタイトルどおりどす黒い怒りと不条理感がふつふつと。。
忻諐坤監督は前作で長編デビュー作の「心迷宮」もすごく良いらしいのですが未見なので見なくては!そして監督の作品は今後必ずチェックしなくては!