ドキュメンタリー「山河の子」上映会のお知らせ

告知です。専修大学・土屋先生からお知らせをいただきました。下記のとおり表題の作品の上映会と監督のトークが行われます。無料です。お時間とご興味のある方はぜひお運びください。

ドキュメンタリー「山河の子」
企画・監督 : 胡旭彤

2018年3月17日(土)3:15〜
専修大学神田校舎301教室(九段下・神保町)
監督のトークあり

日本映画大学 第4期卒業制作作品
2017年/57分/日本/Blu-ray/カラー

解説
この映画は、甘粛省慶陽市の農村のある小学校に通う子どもたちとその家族を追っている。この地域は乾燥地でいわゆる黄土大地が続き、横穴式の伝統的な家屋「ヤオトン」も多い。農村部の発展が遅れ、都市との経済格差が激しくなっているが、その問題の一つに「留守児童」がある。親が都市に出稼ぎに行くことで農村に取り残される子どものことだ。2016年11月の中国民生部の発表によれば、中国全体で902万人の「留守児童」がいる。学校の設備や教師の数・質などにも経済格差の影響が見られる。現在の農村の学校と家庭の状況をよく伝えてくれる作品だ。
学生監督にとって制作プロセスは「まるで戦場を突き進んだ気分」だったとのこと。2018年2月11日に新百合ヶ丘イオンシネマで初上映。第9回[座・高円寺]ドキュメンタリーフェスティバル・コンペティション部門最高賞作品。