バードショット

昨日TIFFにて鑑賞。チケ取りに出遅れぎりぎりでゲットしたのが最前列、画面が視野に収まらず字幕をそのつど横目で確認しながらのしんどい体勢でしたが、映画はすばらしかった。マニラ行きのバスが乗客ごと消息を絶った事件の真相解明にのめりこむ新米刑事と、絶滅危惧種のフィリピンワシをそうとは知らず猟銃で撃ち落とした村の少女を中心に展開する土着的でダークでハードボイルドな人間模様。これが長編2作目というミカイル・レッド監督はまだ24歳、前作は未見ながら、とてつもない才能と思いました。今頃分かったかと言われそうだけどフィリピン映画界おそるべし…!

以下余談。本日が自分的にこの映画祭の最終日でした。しつこく蒸し返すよーですが当初チケット販売のシステムトラブルがひどくてあきれまくりもういいやとまで思ったものの結果的になんだかんだで13本、当初の予定より少ないとはいえやっぱり見られて良かった作品がたくさんありました。そもそも上映作品自体にはなんの責任もないわけなんでそのへん主催者側さんにはぜひ教訓としていただきたいものであります。