ネオマニラ

先日大阪アジアン映画祭にて鑑賞。自分が生き残るために仲間を売る、一人の死なせたくない者のためにもう一人の親しい者を殺す、そんなギリギリの日々を送る麻薬の売人たちとそれを処刑する側の攻防を描いた、「バードショット」のミカイル・レッド監督のまたしてもみぞおちに重くにぶく突きささるようなクライムムービー。上映後のQ&Aで出演者やプロデューサーが口々にこれが今のフィリピンのリアルだと言っていたのがまたずっしりと重かった。。ちなみに本作で迫力満点の女殺し屋を演じたユーラ・バルデスが、同じ日に見た「パキ」にも出演していてそちらでは全然ちがうキャラ(そこそこ姐御っぽいキャラではあるけどはるかにキュート)なのはさすがでした。数時間後の「パキ」のQ&Aには登壇しなかったのがとっても残念。