ジャイ・ホー〜A.R.ラフマーンの音世界

ちょいと日が経ってしまいました。先日TIFFにて鑑賞。かつて「ムトゥ 踊るマハラジャ」であっと驚く豊饒なる映像と音楽の洪水に脳天しびれて一気にインド映画好きになった人は多いと思うんですが、でもって自分もそうなんですがそのわりに相変わらずインド映画初心者かせいぜいよくて中級者だったりするのはさておいて、当時さっそくOSTを買ってあびるほど聴いていたその「ムトゥ」の音楽を手がけていたのがA.R.ラフマーン。今や欧米でもひっぱりだこで「スラムドッグ$ミリオネア」では米アカデミー賞作曲賞・歌曲賞、ゴールデングローブ賞作曲賞を受賞。音楽は聴きなじんでいても本人がどういう人かはまるで知らなかったので、表題のドキュメンタリーを見て、音楽家だった父が早くに亡くなり家族を食べさせるため学校を中退して音楽の道に入った少年がやがて映画音楽家として天賦の才を花開かせ世界に進出し現在に至るまでの半生は実に滋味に満ちかつエキサイティングでした。さっそくまた別のCDを買ってヘビロテしております(←単純!)。