ハーバー・クライシス 都市壊滅

こと原題「痞子英雄 黎明再起」。試写にて鑑賞。
前作「ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode 1」の続編でありつつ、そのまたオリジナルであるTVドラマ「痞子英雄」こと邦題「ブラック&ホワイト〜痞子英雄」の続編的要素も盛り込まれたアクションドラマ。TVドラマはツッコミどころはいろいろあったけどかなり面白く、それをぐんとスケールアップした前作の映画はう〜〜んちょっとヤリスギかも^^;;;な感じだったので表題作はちょっと心配でしたけど、予想外に(すいません)面白かった。正直、某ローグ・ネイションとかうっかり思い出して比較してしまうと到底あれなんですが、またドラマを未見の人、前作の映画を未見の人、台湾映画をふだん見ない人がどう感じるかはちょっと分かりませんが、ドラマからずっと見ている人にはかなり楽しめるのではないかと思われます。個人的には、ドラマでは味方だと思ってた人が実が悪いヤツだった的なオチがありすぎてまたかよ!裏切り者が多すぎるだろ!と苦笑してしまったのに対し今回は悪いヤツは最初からちゃんとワルくて無駄などんでん返しのないのが好感度大。ドラマのレギュラーながら前作の映画には出てなかった役者がキャラの一貫性はともかく何人も登場するのもなつかしく、中でも修杰楷は別キャラながらドラマよりはるかに見せ場があって良かった。映画のつながりとしても前作で活躍した黄渤が今回もゲスト出演とはいえ鉄板の存在感で、趙又廷の新たなバディ役として登場したイケメン林更新もいい感じ。そしてなんといっても監督の蔡岳勲が悪役を演じアクションもガンガンやってて(さすが元俳優)、ある意味監督本人の「俺にもやらせろ!これがやりたかったんだよ!」的ドリームの体現になっております。
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