台湾金馬奨で最優秀監督賞および同主演男優賞を獲った、蔡明亮監督の引退作。原題そのままの邦題で今年の夏にシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開予定だそうです。
で、監督は確かに引退を口にされたわけですが、そのうちまた撮るかもみたいな言い方もされていて、とりあえず劇場公開のための長編映画からは身を引くということかもしれず、実際、先の香港国際映画祭では短編の新作「西遊」が上映。あいにく旅程が合わずに見られなかったのでめっちゃ見たいのです。フィルメックスに期待かなぁ。
ちなみにこちらを見ると「西遊」は「行者」シリーズのすでに６本目にあたるのだそうで（今知った^^;）、「行者」と同様、どこかの都市を僧侶姿の小康が限界に挑戦するいきおいの低速で歩を進めていく（しかも今回は小康だけでなくドニ・ラヴァンも登場！）というだめな人はたぶんすごくだめだろうけどスキな人はすごくスキかもしれない（自分は耐性ができているので余裕で後者）映像作品。シリーズならば、ある日渋谷あたりを小康が歩いているかもですね。
