私の男

試写にて鑑賞。
原作未読にてほぼまっさらな状態だった(いつものパターン…)ものですから最初はゆったりかまえて見てましたが加速度的に物語世界のはんぱない緊張感にからめとられ時間を忘れました。「ほとりの朔子」もすばらしかったけど一層進化している二階堂ふみたんすごいですほとんどアンファンテリブルです。血やつばのにおい、ストーブの灯油のにおい、あるいはまた流氷のぎしぎしこすれあう音や厳冬の海なりが五感を侵食してくるような迫力もただごとでなく。やけどって、ふつうは熱さでするもんですが、零下何十度の中では寒すぎてやけど(というか凍傷)する、その、触ったとたんに指の皮膚がはがれかかってはっとなるような感覚を思い出しました。
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