瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜

こと原題「延禧攻略」。18年に中国で大ヒットした全70集の宮廷ドラマで、ニッポンでも20年に放映され話題を呼び、とっくに見ているドラマファンも多いかと。やられたらやり返す気丈なヒロインの後宮でのサバイバル展開が痛快無比という評判はかねてより承知しつつやっとこさの鑑賞となりましたが、まじでめっちゃめちゃ面白かった! 

何度も書いててしつこいよーですが映画と違って長編ドラマは続きが気になって止まらなくなるのが悩ましいところで、今回もまんまと沼にはまり特に60集めに辿りついたところでもうここまで来たら最後までいっちゃるとハイになって朝から晩までかじりつき、果てに「ああ見終わってしまった」としばし腑抜け状態に。どんな物語かは長すぎるので割愛しますが、泣き寝入りという言葉は辞書にないヒロインのキャラがなんといっても最高。それを引き立てるライバルの女たち(そろいもそろって…以下略)の人数の多さと後宮のドロドロになんだかんだで巻き込まれまくる乾隆帝の多忙さについ笑ってしまう状況も多々。このドラマに限らず中華時代劇は美術も衣装もすばらしいクオリティで眼福の上にも眼福だし、実在の人物がモデルになっている多くのキャラたちが別のドラマではまた別の描かれ方をしているらしいのも大いに興味をそそられます。と言いつつ個人的にはどうしてもアクション系が好きなのと、今回おなかいっぱい堪能したので、しばらく後宮ものはいいかな。