OVER DRIVE

劇場にて鑑賞。ストーリーはシンプルで、始まってしばらくしたらほぼほぼ先が読める系。でもそのおかげで変な方向に物語がいくことを心配せず思うさま、まっけんゆ〜眼福モードに。鋼のごとく彫刻のごとく美しく鍛え上げられたしなやかな肉体を惜しげもなく、というより前面に押し出して魅せる魅せる。喧嘩シーンはもっといっぱい暴れて欲しかったけどレースの映画なので当然ながらレースで勝負しなきゃですよね。肝心のレースシーン、もちろん迫力十分でした。それと兄役の東出昌大、彼は不思議というか面白い役者さんだなあと改めて見直してしまった。出てきた頃はルックス的に役どころが限られてしまいそうな感じに勝手に思っていたのが大ハズレ、ものすごく痩せるとか太るとか歯を抜くとか禿げるとかいう意味でのカメレオン俳優とは真逆のいつ見ても同じ顔、同じ風貌なんだけれど、「聖の青春」の天才棋士羽生善治役から「菊とギロチン」のぶっとんだアナキスト役までいろんな役どころを演じてなぜか違和感がない、いわば無色透明的な良さなのかな。そんな二人の王道の兄弟ドラマ、楽しませていただきました。
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