ボイリング・ポイント 沸騰

劇場にて。副題が沸点でなく沸騰なのはなにげに疑問でしたが次第にそんなこたどうでもよくなる、ロンドンの一流レストランを舞台にクリスマス間近で爆満の予約状況の中、シェフを筆頭に多忙すぎて爆発寸前のスタッフをさらに追い詰めていくトラブルの連続をワンカット撮影で映し出し、同業者が見たら身につまされることも多々ありなのかも?ともっぱら食べる専門のこちらとしてはバックヤードの苦労を想像しつつノンストップなストレスに見ている側も次第に巻き込まれていくお仕事エンタメ。笑ったりあきれたり驚いたり、そして後味は「フレンチアルプスで起きたこと」にちょっと近いものがありました。

余談ながら自分の体験ですが、ある時そうそう行くことのないお高めのレストランでまったりと料理を味わっていたところ、隣ではないけど近くにいた男性客が支配人を呼びつけ「このステーキの肉、サイテー」と一刀両断でこきおろしているのを耳にして、美味しく感じなかったのはそれはそれでしょうがないしそれをレストラン側に伝えてもいいけど「何様だかしらんが周囲に聞こえるような声でダメ出しするおめーがサイテーだよ」とむかついたのを思い出しました。。

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