彼女のいない部屋

試写にて。昨年のカンヌ映画祭で主演のヴィッキー・クリープスが「ある視点」部門最優秀演技賞を得た、名優であり名監督でもあるマチュー・アマルリックの最新作(出演はしていない)。夫と子供を残して家出をしたかに見える主人公のとりとめない旅路と、つむがれていく物語の向こうに浮かび上がってくる真実と。。と思わせぶりな説明になりましたができれば何も知らずに見ることをおすすめしたい、胸をしめつけられずにはおかない珠玉の作品。プレスに記載の原題は「SERRE MOI FORT(私をつよく抱きしめて)」ですがカンヌ出品時の原題は「COUSAGE(コサージュ)」だったようで、いずれの直訳にもしなかった含蓄ゆたかな邦題にもうなりました。

公式サイトはこちら