モガディシュ 脱出までの14日間

日劇場にて。韓国が国連加入を目指していた1991年、ソマリアでロビー活動に精を出す韓国の大使館は現地で優位に立つ北朝鮮大使館と犬猿の仲だったが、反乱軍の蜂起が内戦に拡大し無法地帯となった首都モガディシュで両大使館関係者は国外脱出のため呉越同舟せざるを得なくなる。。まさに役者がそろった感のある主演から脇役までキャストたちのツラガマエもモロッコで再現されたという当時の地獄絵図の迫力も圧巻。韓国で昨年のナンバーワンヒットを記録した、映画を見ればわかる事情により長らく伏せられていた実話が約30年を経てスクリーンに焼き付けられたという意味でも個人的にはリュ・スンワン監督の目下最高傑作と言いたい出来栄えで、終盤、キム・ユンソクとホ・ジュノに泣かされ、「なまず」のだめんずキャラとは真逆のク・ギョファンの鋭利な刃物のような存在感にも惚れました。。自分が行った回は平日昼間でしたがなかなかの入りで、韓国映画ファンというわけでもないらしい(どの俳優も知らなかったもよう)カップルが「面白かったねー!」と帰りぎわに話しててなんか勝手に嬉しくなったりも。

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