都市を歩くように ーフラン・レボウィッツの視点ー

こと原題「Pretend It`s a City」。Netflixにて。マーティン・スコセッシ監督による全7回、1話が30分前後のミニ・ドキュメンタリーシリーズで、被写体は一見スノッブで独特のオシャレ哲学を持つ頑固ジジイみたいな個性的風貌と、次に何をしゃべるのか予測がつかない毒舌とユーモアが絶妙に一体化したコメントが強烈なインパクトを与える作家・評論家のフラン・レボウィッツ女史。彼女のことはブックマニア必見のドキュメンタリー映画ブックセラーズ」を観て初めて知りまして、この面白すぎるおばちゃんは一体!?と思ってちょっとぐぐってみたら83年の書籍「どうでも良くないどうでもいいこと」の著者で、未読ながら本のタイトルは覚えていてそういえば昔けっこう話題になったような、、と思い出した次第。どんなキャラか興味のある方はためしにちょこっとネトフリで見てみてください。ここ笑うとこだよね?と迷った次の瞬間にスコセッシ監督の爆笑でホッとする(?)みたいなシーンの連続で、これがNY流ユーモアなのかどうか、もし自分がインタビュアーだったら1分で逃げ出しそうなくらい明らかにめちゃくちゃ頭がきれるというか、きれすぎてて凡人の自分は2話まで見たらおなかいっぱいになっちゃいましたが(←根性なし)NYってどんな街?という興味をがっつりかきたててくれます。