ティーンスピリット

昨年末、試写にて鑑賞。エル・ファニング主演の音楽映画ということでキャピキャピキラキラしたものを勝手に予想していたら全然キャピキャピはなくむしろダークというか底辺からの現状打破系で、それだけに一種スポ根映画に近い勝利への執念や、元オペラ歌手で今は酒びたりのオヤジのヒロインの才能を見出しマネージャーを買って出る丹下段平的な(あ、最近の人は知らないですかね?)キャラの味わい深さや、海千山千の音楽業界と初めて接触する世間知らずの女の子のあやうさがエル・ファニングの本気の歌唱力とともにじわじわくる印象的な青春映画。洋楽にうとくて自分の知らない曲が多かったんですが総じてパワフルでとんがった選曲なのもツボでした。

公式サイトはこちら