川沿いのホテル

FILMEXにて観賞。本映画祭もう1本のホン・サンス監督作品は今回もゆるぎなくホン・サンス作品でありつつひときわ軽やかでかつ深みがありしかも分かりやすい、ちょっと驚くほどの名作。いつもどおりのホン・サンス・テイストなのだけれど本作は男女でなく男同士、女同士の会話がゆるゆる続くのと、ミューズのキム・ミニが一度もキレないのと、どことなく終わり方が予測される方向性を持つのが新鮮で、いつになく(?)温かくウェットな余韻が残りました。