バンコク・ナイツ

試写にて鑑賞。ナイツってあとからよく見たらこの映画ではNITESと表記するのですね。意味は同じく夜らしいですが、シブい。。
サウダーヂ」の富田克也監督作ということで、「サウダーヂ」でタイからの出稼ぎホステスさんが登場したのでいざ舞台はタイに、と勝手に続編かと思っていたら続編ではなくて、でも「サウダーヂ」の閉塞感や“ここではない何処か”への渇望が今回はディープなバンコク、国境近くのディープなタイ、さらにその先へとさまよい出ていくような或いは出ていったまま帰られくなりそうなあてどのなさに重なってひりひりと、もやもやと、じわじわと。最初のうちちょっと映画のリズムというか物語のリズムに乗り切れなくて微妙に意識が遠のいてしまったんですが(あいすみません)次第にひきこまれて3時間強が長く感じなかった。家族の重みを一身に背負って働く娼婦のヒロインが唯一心を許せるボーイフレンド役の役者さんがものすごくいいなあと思ったら監督さん自身でした(重ねてすみません)。個人的に一時期バンコクにはまって4、5回たて続けに行っておりましたがまたバンコクに限らずタイに行きたくなりました(←単純)。
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