私たちはどこに行くの?

イスラーム映画祭2にて鑑賞。かつてキリスト教徒とイスラム教徒が殺し合いになったレバノンの山村。共存の努力が実を結んだやさきにあるきっかけから双方の男たちが再び対立し、戦いを止めるため女たちが一致団結する…。宗教対立の不毛さを真正面からとらえ、シリアスでリアルな題材をところどころコメディ仕立てにして、それだけにかえって胸に刺さる面もありつつ、現実は悲惨だけれど絶対あきらめないという意志を強く感じさせる力作。美しいヒロインを演じていた人がこの映画の監督ナディーン・ラバキーとあとから知ってびっくり。「歌声にのった少年」や「友よ、さらばと言おう」にも出ていたようで(思い出せない^^;)2度びっくりでした。