神聖なる一族24人の娘たち

劇場にて鑑賞。不思議な感じでなんだか良い、というようなウワサだけ耳にしつつ例によって前知識なく見たのですが、確かに不思議な感じでとても良くて、初潮を迎えた少女から中高年まで皆「O(オ)」から始まる名を持つ24人の女性の性や女性性にまつわる時に可笑しく時に哀しい独特の伝説や因習や呪術や信仰や教訓を長短とりまぜてオムニバスにしたマジカルで寓意性に富んだ説話集。これってキョンシーか?というエピソードは中でもすこぶる興味深く面白かった。エンディングのすばらしさにぐっときて、もうこのまま詳しいことを知らずに自分なりの解釈だけでもいいかもしれない、と思いつつやっぱりちょっと気になって公式サイトをあとから読みました。