イングリッド・バーグマン 愛に生きた女優

劇場にて鑑賞。実をいうとイングリッド・バーグマンについてはごくしろーとレベルの認識、つまり「カサブランカ」の印象とかロベルト・ロッセリーニとのスキャンダラスな熱愛といった表層的なイメージでとらえていたもので、それが全部リセットされて人間イングリッド・バーグマンのスケールの大きさに(遅ればせながら)触れることができました。ふつう往年のスターのドキュメンタリーというと写真と関係者証言プラス出演作の映像が中心かなと思うんですがこの映画はほとんど映像で構成され、とりわけプライベート映像の豊富さたるや、記録オタク、撮影オタクといっても過言ではなかった彼女の貴重な遺産の1つであり個人のドキュメンタリーというよりむしろ家族の記録、家族の歴史になっていました。個人的にはアリシア・ヴィキャンデルのナレーションも味わい深かった。
公式サイトはこちら