こと原題「無涯：杜蒞峰的電影世界」。Netflixにて鑑賞。香港演藝学院の大学院生だった林澤秋監督が敬愛するトーさんに2年くらい密着して撮った卒業制作のドキュメンタリー。密着取材が許されたこと自体すごいことだと思うんですがそれだけの才能あるいは情熱を認められてのことなんでしょうね。現場でスタッフを怒鳴るトーさんから30年来の映画人人生を振り返るトーさん、香港の変化を複雑な感情と共に見守るトーさん、映画を撮ることは常に勉強だと話すトーさん、香港映画の将来に希望を失わないトーさん、銀河映像のオフィスでスポーツウエアを着て卓球に興じるトーさん、政治についての見解も語るトーさんまで、相手がプロの映画ジャーナリストだったらここまで協力したろうかと思うくらい全方位的に貴重な記録映像であり、トー組のスタッフや明星のコメントも多々。日本語字幕付きでネットで見られるとは感謝しかないです。なんか巨匠の回顧映画のような作りでちょっとしんみりしてしまったりもするのですが、とりあえず「ミッション」とか「スリ」とか「ブレイキング・ニュース」とか「PTU」とかとか今すぐにでも見直したい。。。
