過ぐる日のやまねこ

先日試写にて鑑賞。PFFスカラシップ出身の新鋭・鶴岡慧子監督(脚本も)の故郷である長野県・上田市を舞台に、すべてに倦み疲れたようなヒロインと身近な人の死以来安眠できなくなった少年の魂の共振を描く物語。最初のうちいわゆる自分探し映画かなと思ったら、それよりもっと霊的なニュアンスの濃い、緑したたる奥深い山に心身ともに迷いこんだ多感な若者の死と生のあわいに立ち会うような繊細な作品でした。余談ですが自分もこの映画ほどではないけれどどっちかつと田舎の出なので夜の暗さを思い出したり。暗い夜道って、さみしくてこわいのですよ。。
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