もうひとりの息子

先日、試写にて観賞。
「出生時に取り違えられた2人の息子。ひとりはイスラエル。もうひとりはパレスチナ」と公式サイトにあるように、よりによって…というような状況下で2つの家族に突きつけられた衝撃の事実(もちろん民族的・政治的に対立する立場でなくとも驚きと苦悩の大きさに変わりはないと思うけれど)。そんな、思考停止してしまうような事態に少しでも風穴をあけるために大事なことは、受け入れたくないことであっても少なくともなかったことにしないこと、人としての叡智、もし…が…だったら?という想像力。それがしみじみ伝わってきました。
10月19日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー。