English Vinglish

ちと時間がたってしまいましたが、月初に香港で見た印度映画。香港では一昨年「3 idiots(映画祭タイトル:3バカに乾杯! あらため公開タイトル:きっと、うまくいく(個人的には3バカのまま公開してほしかったけど、いい映画です。おすすめ!))」が異例の大ヒットをしてから印度映画の公開が増えたらしく、去年の春に見た「Delhi Belly」もベタにおげひんだけど面白かったし、そして今年は表題作が街の劇場でかかってて、けっこうお客さんが入ってました(余談ながら「葉問 終極一戦」は自分1人、貸し切り状態でした^^; ので気がねなくツッコミを入れながら見ちゃいましたすいませんあっでもなかなか面白かったですよ)。
で、映画は、夫と子供たちと幸せに暮らしつつも英語がしゃべれないのをおりにふれて家族にバカにされ(彼らは全然悪意ではないけどいささか無神経)そのつど内心で傷ついている主婦が主人公。事情によりアメリカに1カ月近く滞在することになった彼女は、一念発起、現地でひそかに英会話教室に通い始め…という物語。いわゆるインド映画のイメージとしての突然歌い出したり踊り出したり的なミュージカルシーンはなく、笑いあり涙ありの娯楽作品でありつつテーマはなかなかにシリアスで、英語コンプレックスを持つ身としてはなんか人ごとじゃなくシンクロしてしまう局面もありで、あー面白かったで終わらせられない余韻があとをひきました。Srideviというヒロイン役の女優さんは全然知らなかったんですが、調べてみたら往年の大女優だそうで、往年の、というとばーさんみたいだけどまだ充分綺麗で小さい子のお母さん役として違和感なし。そして、ちょこっとだけどアミターブ・バッチャンおじさまが登場し目をはあとにさせてくれました♪
字幕なしのトレーラーはこちら