きっとここが帰る場所

試写にて観賞。
これ以上ないほどテンションの低い元ロックスターが長年会っていなかった父の死をきっかけに自分探しの旅に出る、と書くといかにもな感じでもう観なくても分かりましたという気がするかもしれないけれど、実際は全然いかにもじゃなくて最初はどういう話なのかまるで読めない、段々読めてきたかなと思うタイミングでいちいちはずしてくる禅問答のようなシニカルさとユーモア感が独特。くたびれた初老のおばさんみたいなショーン・ペンをはじめ個性的な役者たち(とりわけフランシス・マクドーマンドがステキ)の存在感、音楽の心地よさ、映像の美しさがあとをひきます。
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