静寂を求めて

試写にて観賞。騒音に囲まれて暮らす日常に慣れすぎていませんか?そんな問いかけと警告をこめて「silence」の意味合いや効能のヒントを与えてくれるドキュメンタリー。実際、音が多すぎるというのは常々感じていることで特に交通機関などのアナウンスやTVが垂れ流す言葉や音楽の軽さにげんなりすることは多々あるし基本的には静かな環境が好きだけれど、一方ではアジア的喧騒に身を置くことの心地よさも捨てがたいものがあり、ワガママなようですが半々くらいがいいのかなと思ったり。ちなみに余談ですが自分にとって川のせせらぎや葉ずれの音や寄せては返す海の波の音とか癒される静けさってたくさんあるのですが中でも一番これぞ「sound of silence」だなあと思えるのは雪の音、というか雪が降り始めて世界がしんとした時の感覚。ただそれも毎日毎日だと多分きついかな、静寂に癒される時とそうでない時の違いってなんだろう、とか映画を見ながら色々考えて興味深いものがありました。
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