先生、私の隣に座っていただけませんか?

オンライン試写にて。黒木華演じるマンガ家・佐和子が、柄本佑演じる同じくマンガ家の夫・俊夫と編集担当女子との不倫に気づき、新作で不倫を扱うことにする。ネームをこっそり読んだ夫は自分たち夫婦がモデルとしか思えない内容に戦々恐々。同じころ佐和子は教習所に通いはじめ、ハンサムな教習官にポッとなる。。いや〜面白かったです。マンガで描かれているのは妄想なのかリアルなのか、佐和子の恋は釣りなのか本気なのか。登場人物を5人(全員好演)にしぼりこんだコンパクトで滑稽でサスペンスみもありのストーリーが絶妙。教習官役の金子大地くん(なぜかくんづけ)が、自分は「サマーフィルムにのって」でおおイケメンだねえと認識したばかりなのですが(遅)、本作のメガネ顔もたいへんお似合いでした。

以下は余談。太古の昔のうら若きころ、教習所に通っていたときの教習官が高圧的でなんかこわくて、ン十年ぶりにあいつほんと感じわるかったなぁと思い出してしまいました。

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稽古

合気クラス@I道場。しーふーいわく「楽しいと思うと気がさがる。できたら楽しい、できなくても楽しいと思えるように」「手首をつかまれたら、手首は気にしないで肘の力を抜け」「姿勢。正中線。それを習い性にして身体にしみこませる。頭で考えないで意識をもっと遠くに広げる」

私のプリンス・エドワード

こと原題「金都」。JAIHOにて。大阪アジアンで上映されたさいいろんな感想など耳にしてずっと見たかった映画なのに配信終了が近づいてのかけこみ鑑賞になりましたが、見られてよかった。さすが首部劇場電影計画の入選作だけあって、上々の洗練感と安定感。可愛いのにサチウスイ系が似合ってしまう鄧麗欣が今回もそういうキャラにもう冒頭からスッとはまってて、いかにもこれからよくない方向にものごとが進む感しかなくて、つまりうまいってことなんですねきっと。一方の、風のうわさによれば「いやなやつ」と聞いていた彼氏を演じる朱栢康がまたはまり役で、実際にはいやなやつというよりしょうもないやつという印象。それは、自分が朱栢康を最初に見たのが好感度の高いシェフ役の「世界で一番しあわせな食堂」だったせいかもしれませんが、彼もまた実にいい役者さんですね。そして、この映画で描かれる大陸の男との偽装結婚のモチーフは、こういうストーリーが今も成立するのかどうかわからないくらい急激に香港が変わってしまったことを思うと複雑な心境も。。

稽古

護身クラス@I道場。ひさしぶりにお会いしたしーふーいわく「理屈がわかったら行動して、何度もやって感覚をつかむ。理屈が分かっただけではできない」「楽しいと思うと気が下がる。できたらできたことを楽しむ。できなかったらできないことを楽しむ」「全体から個を見て、個から全体を見て」「ぎゅっとつかまれて動かないなら、その動かないところに執着しないでほかの動くところを動かす。意識はつねに丹田に置く」「結果は出すのでなく出るもの。流れは作るのでなくできるもの」「気づくには、感じること。それは頭で考えるのではなく想念」

フリー・ガイ

劇場にて。予告編は幾度となく見ていてゲームをやらない自分としてはどんな作品かちょっと予測がつかなかったんですがライアン・レイノルズ主演なら面白いはず、と期待して行ったらがっつり面白かった。大人も子供もわくわく&どきどき&グッとくる大作夏休み映画という感じ。製作も兼ねたライアン・レイノルズさすがです。タイカ・ワイティティのクレイジーな振り切れっぷりにもニヤニヤ。で、あとから検索などしてみましたらサプライズゲストが何人もいたようで、自分が気づいたのは出番も多く大いに笑わせてくれたチャニング・テイタムとワンシーンのみだけどばっちりわかるアベンジャーズのあの(略)の2人のみ。残念、修行が足りなかった・・。

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明日に向かって笑え!

劇場にて。邦題が今いちそそられなくて原題はどうなんかしらと思ったら公式サイトに原題の「La Odisea de los Gilesu」は「まぬけたちの一連の長い冒険」とあり、なるほどこのまま邦題にするのはきびしいなと思いつつやはりぴんとこなかったりするのですが本国アルゼンチンではきっと何かツボにはまるタイトルなのですね。それはともあれ映画はとても面白かった。2001年の金融危機で銀行の預金が凍結され、共同事業を始めるため友人知人に出資をつのって銀行に預けたお金がパーになり人生どん底になった主人公たちがその金融危機に乗じて大金をせしめた人物に渾身のリベンジを計画する怒りのコメディ。「瞳の奥の秘密」「人生スイッチ」のイケオジ、リカルド・ダリンが今回もイケオジで、後から知りましたがハンサムな息子役を演じているのが実の息子ちゃんというのもちょっと胸キュン。どんなリベンジなのか、それが成功するのかどうかは見てのお楽しみに。

ザ・スーサイド・スクワッド〝極〟悪党、集結

劇場にて。本日初日につき詳細は書きませんが、ワイスピ新作みたいになんじゃこりゃーーな笑いがとまらない面白さ。ただしそのなんじゃこりゃの方向性がワイスピとは別でスプラッタやグロに弱い人にはあまりおすすめしませんけどとりあえず大丈夫な向きにはやっぱりジェームズ・ガンやばいっすとうなってしまうやりたい放題ぶり。自分的にはとくにマーゴット・ロビーイドリス・エルバにほれぼれ。マッチョすぎるジョン・シナの昨今の売れっ子ぶりにも目が離せない感まんまんです。

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