こと原題「Jane par Charlotte」。先日試写にて。シャルロット・ゲンズブールが初監督作品として母ジェーン・バーキンを撮った、あまりにも有名な母娘の素顔と実像に触れられるパーソナルで貴重なドキュメンタリー。故セルジュ・ゲンズブールの元を去ったジェーンと父のもとで育ったシャルロットとの互いの距離感をはかりかねる部分と他人には踏み込めない領域で心を開きあう部分とのゆらぎ、長女ケイト・バリーを思いがけないかたちで失ったジェーンの深い喪失感と無防備なまでにナチュラルな老い方の美しさ。。シャルロットでなければここまで肉薄できなかっただろうショットの数々が切々と沁みました。
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