オフィシャル・シークレット

こと原題「OFFICIAL SECRETS」。先日劇場にて。「イラク戦争を止めようとしたある女性の衝撃の実話」という邦題の副題そのままに、「記者たち 衝撃と畏怖の真実」などで描かれたようにまず戦争ありきでありもしない大量破壊兵器の存在をでっちあげたブッシュ政権とそれに同調し戦争に参加した英ブレア首相の大罪をイギリス側からの目線で描く怒りと迷いと恐れと勇気の物語。目が落ちくぼんだキーラ・ナイトレイ演じるヒロインのストレスフルなさまが痛々しく、とはいえ結果的にブレない信念をつらぬこうとする強さに感嘆。人権弁護士を演じたレイフ・ファインズの安定感も抜群でした。にしてもあんな責任者たちやこんな関係者たちは今もふつうに悠々自適なんですかね。そうなんでしょうね。。。

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