ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから

こと原題「The Half of It」。Netflixにて。印象的な副題がGJで、ハート・オブ・イットだけより映画を観たくさせる(しかも中身を説明してない)珍しいケースかも。5月1日に配信が始まったほやほやの新作でSNSでおすすめされていて、何より我らがコリン鄒兆龍が出演ということで速攻観ましたら期待以上の面白さに大満足。アメリカの田舎町で、優等生の中国系女子高生エリー、美人で賢いアスターアスターへのラブレターの代筆をエリーに頼む同級生ポール、この3人の微妙というか絶妙というか奇妙というかな関係を人種差別や社会格差、ジェンダーのテーマを軽すぎずこじらせすぎずに盛り込んだストーリーは王道系ではあるけれどぐんぐん引き込まれてしまうテンポとキャラのバランス感が出色。そして我らがコリンさんも実にいい味わいで(アクションなし!)、ハリウッドでこんなふうに深みのあるキャラを演じるまでになったんだなあと万感胸に迫るものがございました(長年、ファン兼勝手に見守るおばさんをしてきましたので)。監督のアリス・ウーも主演のリーア・ルイス(若いころの李連杰を女のコにしたようなルックス)も全然知らなかったんですがマイ要チェックリストに入れます!