マザーレス・ブルックリン

劇場にて。今年は新年早々見応えのある映画ぞろいで(当社比)嬉しい限り。エドワード・ノートンというと自分の中ではちょっと眠そうな目をした二枚目実力派という印象だったのですが制作・監督・主演・脚本をこなした本作の面白さにこれまでの不明を恥じる思いであります。たぶん原作小説(未読です)自体が十分に魅力的なのだと思うんですが舞台を原作の1999年から1957年に移したことでひときわレトロ感と哀感とシブさとジャジーな妙味がかもし出されたのではという気がして、主人公がトゥレット症候群という持病のためちょっと緊張したり興奮したりすると自分の意思と関係なく「イフ!」と叫んだりその時々の状況にピッタリのスラングを口走ってしまうのが気の毒だけどおかしみのある独特のキャラクターなのも新鮮で好感度大でした。

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