ヨーゼフ・ボイスは挑発する

試写にて鑑賞。当初この映画のタイトルを目にしたときまず思ったのはヨーゼフ・ボイスってなんだか懐かしい名前だなと、でもそういえばヨーゼフ・ボイスって芸術家だったかなそれとも思想家だったっけ。。と、早い話が聞き覚えだけがあって全然わかってなかった自分。どしろーとですみません。。で、映画を見てやっと思い出したのは、かつてバブルの季節とかぶる形でポストモダンの季節でもあった80年代、彼の名前をよく耳にしたりなんらかの形で読んだりしていたということ。ではヨーゼフ・ボイスとは何者だったのか。表題作はそれを今になって多少なりともわからせてもらえた、前衛的でカリスマ的影響力を持つ一方理解不能とされ反発や排除もされたあまりに天才だったのかあるいは紙一重だったのか正直自分の頭レベルではとらえきれない孤高の社会派アーティストの、生の映像が満載の貴重なドキュメンタリーでした。

19年2月、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか公開予定。