目撃!中国インディペンデント・ドキュメンタリー 第11回上映会のお知らせ

告知です。専修大の土屋先生からお知らせいただいた表題の上映会、今回は胡傑監督の「私が死んでも」が上映されます。予約不要、入場無料でどなたでも参加できます。ご興味のある方はぜひお運びください!
(以下、メールの転載です)

本作品は、胡傑監督が中国・北京で1966年8月に発生した、女子学生たちによる高校校長リンチ殺害事件の被害者となった家族を訪ねて、当時の事実、いまも文化大革命の過去に苦しんでいる状況について取材したドキュメンタリーです。この事件は、当時、いわゆる紅衛兵の暴力が蔓延する以前に、最も早い時期に生じた教師リンチで、紅衛兵の暴力が毛沢東林彪らによる大衆煽動以前に発生していたことを証明するものです。しかも、当該事件の加害者たちは、政権リーダーの子女だったことから、直接の加害者は現在でも秘密にされています。しかし被害者の夫は、当時の文書や品物を大量に保存していたのみならず、事件が起こるとすぐにカメラを購入して、当時の状況を撮影していたのです。本映画には、その写真が大量に使用されています。これらの文書や写真は本映画によって初めて公開されました。当時の加害者やその同級生たちは、この映画を見て、当時の自分たちの行動を反省しました。近年、被害者の校長の銅像を前にして謝罪をしたもと女子学生の話題が、日本の新聞でも紹介されました。

日時:2018年12月22日(土) 上映15:00〜16:30
場所:専修大学 神田キャンパス 1号館301教室(東京都千代田神田神保町3‐8)
日本語字幕。<進行>専修大学 経済学部 教授 土屋昌明
対象:一般、学生、教職員
お申込み:事前申し込み不要、入場無料(定員200名)
主催:時代映像研究会
共催:視覚文化研究会(専修大学社会科学研究所グループ研究)問い合わせ:土屋研究室 mail/tuwuchangming @yahoo.co.jp