女神の見えざる手

東京国際映画祭がすでに始まっておりますが、先日鑑賞の表題作がムッチャ良かったので遅ればせながら。政治を裏で動かすロビイストの暗躍ぶりを生々しく見せてくれるスリルとドロドロさ、勝ち続けていないと死ぬ病気にかかったかのごとくワーカホリックでごくまれに想定外のことが起きた時だけわずかに人間味をのぞかせつつ基本的にはまるでぶれない主人公のキレッキレな造型が圧巻。あっと驚くクライマックスは血圧が跳ね上がった。。ジェシカ・チャスティンの完璧さといいゆっくり考える暇を与えない展開の速さながら過不足ない情報をきっちり与えてくれる作りのスキのなさといいさすが百戦錬磨のハリウッドクオリティでした。
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