わたしは、ダニエル・ブレイク

劇場にて鑑賞。
持病のため失業した主人公が緊縮政策による福祉削減のあおりをうけ、貧困にあえぐシングルマザーと家族のように助け合いながらもどんどん八方ふさがりになって…。実直であればあるほど搾取されがちな世の不条理と冷酷なまでに弱者を切り捨てるお役所仕事へのふつふつとした怒りが全編に満ちた、ケン・ローチ監督が引退宣言を撤回して撮り上げ2度目のパルム・ドールに輝いた、重く切なくもパワフルな社会派ヒューマンドラマ。
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