マンダレーへの道

先日FILMeXにて鑑賞。ミャンマー華僑で16歳のとき台湾に移民したミディ・Z(趙紱胤)監督による長編第4作目。中文の原題が「再見瓦城(瓦城=Mandalay)(さらばマンダレー)」で英文の原題が「The Road to Mandalay(マンダレーへの道)」というのが自分としてはとても興味深くて、ミャンマーからタイへ密入国し必死に働いて稼ぐ若い男女の互いに惹かれあいながらもそれぞれの夢がまるで逆の方向を向いていたことへのアイロニーのように思えました。ドラッグがらみでトップアイドルのキャリアを台無しにし、そこから大復活をとげた(というような説明が彼とこの作品に今後おそらくずっとついてまわるであろう)柯震東のぐんと大人っぽくなったツラガマエも良かったですがそれ以上に主演女優の呉可熙‬がすごく良かった。