コロニア

先日試写にて鑑賞。ピノチェト独裁政権下のチリに実在した、ナチス残党による移民コミュニティ“コロニア・ディグニタ”。ピノチェト政権と裏で結びつき秘密裏に拷問や武器製造がおこなわれた実態が外部に知られることはほとんどなく一度入ったら二度と出られないとされた“ムラ”にとらわれの恋人を救うため自ら志願して入所したヒロインの命がけの救出劇を描く社会派エンタメ。エマ・ワトソンダニエル・ブリュールミカエル・ニクヴィストと実力派スターの顔ぶれが貫録を与えており、終盤、某映画(ねたばれになるので書けません)を思わせる展開になったのはちょっとびっくりでしたが、チリ史上のいまわしい黒歴史を世界にもっと知ってほしいという作り手の思いが感じられる手堅い作りになっていました。
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